フェライトコアとは?

フェライトコアの特徴

フェライトコアとは、スマートフォン、パソコン、自動車や風力発電など、エレクトロニクス産業の様々な分野で活躍する磁性材料です。
フェライトコアは酸化鉄を主成分とする粉末原料を成型・焼成し、いろいろな形に加工したものです。代表的なものに、マンガン亜鉛(Mn-Zn)系フェライト、ニッケル亜鉛(Ni-Zn)系フェライトがあります。
Mn-Zn系は、1MHz以下、Ni-Zn系は100MHz以上まで使用可能です。 用途としてはMn-Zn系は、スイッチング電源用トランス、Ni-Zn系は、高い周波数のチョークコイルに使われています。
このNi-Zn系は高周波特性にすぐれている為、ノイズ対策用にも使われています。
フェライトは金属の磁性材料より電気を通しにくく、焼き物(磁器)であるためサビや薬品に強いことが特長です。複雑な形状や大きな物、小さな物など自由に成型が可能ですが、割れやすいという短所もあります。

金属系磁性材料と
フェライトの違い

鉄などの金属系磁性材料は電気抵抗が小さいために高周波で駆動した場合には、
渦電流による損失が大きくなります。対してフェライトは電気抵抗が高く、
渦電流による発熱ロスは小さくなります。

※Bs:飽和磁束密度

SGKのフェライト
加工対応について

フェライトは焼結体であるため大型化すればするほど
成形工程や焼成工程で割れや欠陥が発生しやすくなります。
弊社では、独自のフェライトコア積層技術により大型化に伴う生産性・信頼性の課題を解決し、大容量・高性能化を実現しています。
また、金型を使用したオリジナルフェライトコアの製造や、規格品の切削・研磨加工により、コストダウンや少量・特殊形状にも対応しております。

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